電子メール
- 電子メールとは
- メールアドレスについて
- mh-eを利用した電子メール
- 電子メールに関する注意事項
- 第2回課題
改訂履歴
電子メールは,e-mail (Electronic Mailの略) とも呼ばれます.
現在のネットワーク社会において,世界中の人々とデータやメッセージを
交換をするための不可欠なサービスの一つです.
メールアドレスは,電子メールを送る宛先を指定するためのものです.
総合情報処理センターにある各自のアドレスは,
以下のように設定されているのでしっかり覚えましょう.
各自のログイン名@edu.cc.uec.ac.jp
これは,
日本 (jp) の
教育機関 (ac) の
電気通信大学 (uec) の
総合情報処理センター (cc) の
教育系 (edu) の
一個人 (ログイン名)
という意味です.
※ 教科書の第6章「2.2 メールアドレス」(pp.92) も参照してください.
ここでは,Muleとmh-eを使ってメールを送受信する方法について説明します.
mh-e は UNIX でよく利用されるメール・ソフトウェアです.
※ 教科書には mh-e の説明はないので,
配布するプリントを参考にしてください.
メールの送信
- Mule を起動した状態から,以下のコマンドを実行します.
- ESC-x mh-smail
- (エスケープキーを押しながら x を押してすぐ離し,mh-smail と入力する)
- 「To:」
と送付先のメールアドレスを尋ねてくるので,
正しく入力してリターンキーを押します.
- 「cc:」
とメールのコピーを送るメールアドレスを尋ねてくるので,
正しく入力してリターンキーを押します.
コピーを送付する必要がなければ,リターンキーだけを入力します.
- 「Subject:」
とメールに付けるタイトルを尋ねてくるので,
メールの内容を端的に表す語句を 英語 で書きます.
- 本文を書ける状態になるので,--------
の下から本文を書きます.
--------を消したり,その上の部分を修正したりしないでください.
メールが送れなくなります.
- 送信するときは,C-c C-c とします.
メールを送信すると「Sending...backgrounded」と表示されます.
- メールの作成・送信を中止するときは,
C-c C-q を押します.
確認を求められるので「y」か「n」で答えます.
※ 配布したプリント の
第6章「2.4 電子メールを出す」(pp.93-95) も参考にしてください.
メールの受信
- Mule を起動した状態から,以下のコマンドを実行します.
- ESC-x mh-rmail
- (エスケープキーを押しながら x を押してすぐ離し,mh-rmail と入力する)
- 「inc +inbox...done」と表示され,
受信したメールの一覧が表示されます.
C-p を押すとカーソルが上に移動します
C-n を押すとカーソルが下に移動します
- 読みたいメールにカーソルをあわせて
「.(ドット)」 を押すと,
カーソル位置のメールが表示されます.
p を押すと
カーソルが前のメールに移動し,そのメールを表示します.
n を押すと
カーソルが次のメールに移動し,そのメールを表示します.
- 1画面に入らないメールを見る場合
スペースキー を押すと,
表示しているメールの続きが表示されます.
DEL (またはBS) を押すと,
表示しているメールの前の部分が表示されます.
- 不要なメールを削除する場合
削除するメールにカーソルを移動して d を押すと,
メールの番号の右に D と削除マークが付きます.
削除マークを取り消したいときは,メールにカーソルを移動して
u を押すと,削除マークが消えます.
削除するすべてのメールにマークを付けて x を押すと,
マークのついたメールが削除されます.
- q を押すと,受信を終了します.
- 一度 Mule を終了すると,ESC x mh-rmail
としても,前回までに受信したメールは表示されません.
そのときは ESC r とすると,
前のメールも一覧に表示されます.
※ 配布したプリント の
第6章「2.7 電子メールを読む」(pp.97-100)
第6章「2.9 不要な電子メールを削除する」(pp.101-103)
も参考にしてください.
返事を書く
- 返事を書くメイルを表示している状態から
a を押します.
- 「Reply to whom: 」と聞かれます.
ここで細かく返信する相手を指定することもできます.
ここでは,とりあえずリターンキーを押します.
メール本文を書ける状態になります.
- 相手から来たメールの内容が,引用マーク
> が付いた形で引用されています.
- 本文を書き終えたら,
C-c C-c で送信します.
※ 自分から送信されてきたメールに対しては,
上記の方法では返事を送信できないので,注意して下さい.
※ 配布したプリント の第6章
「2.8 返事を書く」(pp.100-101)
も参考にしてください.
電子メールを利用する際には,次の点に注意すること.
- メールアドレスは正確に書きましょう.システムの管理者の負担が増えます.
- サブジェクトにはメールの内容を英語で簡潔に書きましょう.
英語が不得手な人はローマ字でかまいません.
メールの内容に関係のないサブジェクトや
必要以上に長いサブジェクトを書いてはいけません.
- 1行が日本語で
35字程度
になるように適度に改行しましょう.
- 意味もなく空行を作ってはいけません.特に文末には注意してください.
- 署名(Signature)を付ける場合は,4行程度の簡単なものにしましょう.
- 巨大なメールを送っては行けません.
相手のシステムのメールスプールがあふれる場合があります.
どうしても必要な場合は適当な大きさに分割して送りましょう.
- ユーザーが総合情報処理センターの
メールスプールに貯めておけるメールの量は,
1人あたり 4MByte までです.
4MByte 近くまでスプール領域を使用している場合,
以後のメールは受信できなくなります.
メールは定期的にチェックするように心掛けましょう.
- 特定の人を誹謗・中傷するようなメイルは,
絶対に書いてはいけません.
- チェーンメールのような不幸の手紙的メールは,
絶対に送ってはいけません.
- メールではこちらの表情が伝わらないため,
内容について配慮が足りないと思わぬ誤解を招きます.
送信する前に必ず確認しましょう.
m-shige@mce.uec.ac.jp
- サブジェクトは ex1-学籍番号 としてください.
- ファイルにしてある文章をメイルの文章として挿入するには,
Mule のファイル挿入コマンド C-x i
を使います
(専用Webページの講義ノート
第2回「Mule(導入偏)」を参照)
- 送信した後,配送エラーとなって,
エラーメッセージが返送されてきていないか確認すること.
V2.0 2004/04/26 新教室に対応
by K.Morishige
V1.3 2001/04/09 第2版の教科書にあわせて若干の修正
by K.Morishige
V1.2 2000/05/15 4節ほか,若干の修正
by K.Morishige
V1.1 2000/05/11
by K.Morishige
V1.0 2000/05/01
by K.Morishige
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