本研究では，5軸制御加工用工具経路生成法として
これまで提案してきた2次元C−Spaceを用いた手法について，
前報
の手法を拡張し，工具送り方向だけでなく，
ピックフィード方向の連続性，すなわち，
加工面全体における工具姿勢変化の連続性を考慮した，
最適な5軸制御加工用CL データを生成する手法を開発した．
まず，工具姿勢変化を3つのパターンに分類し，
2次元C-Spaceを利用した加工面全体における姿勢変化を考慮した
工具経路生成法を示す．次に，
従来の手法と提案する手法を用いて生成したCLデータの工具姿勢変化を，
加工シミュレーションにより比較する．最後に，
実際に加工実験を行うことにより，
工具姿勢変化が加工面性状に与える影響についても検討し，
提案した手法の有用性を示した．
http://www.ims.mce.uec.ac.jp/
2006, by K.Morishige