近年、研究のヴィジュアル化が進み、ビデオなしの研究発表は考えられない 状況となっている。そこで、画像の収録されたテープの整理について、そ の管理と整理についての手引を提案するものである。
カメラによる収録は、対象となる研究グループに、年度はじめに1本のテー プを渡し、その年度内は、そのテープに上書きでなく順次追加する形でシーケ ンシャルに収録するものとする。そのさい、その研究グループの長は、必ず収 録開始の前に年(結構重要)月日、場所、内容、撮影者、その他必要と思われ る情報をフリップとして作成し、そのフリップを撮影してから本編の撮影に入 るものとする。また、撮影時間と内容を記入したメモを作成し、つねにそのテー プに同梱しておくものとする。
また、テープのボリュームラベルは「磨きロボット 1996-01」などのように、 研究グループと年度(テープが複数に渡る場合はその番号)によって構成される ものとする。
なお、メディアは主にVideo8を使用する。
ショット版には冗長な部分が多いため、編集が必要となる。特定の学会や、 発表会用に特に編集することもありうるが、ここでいうダイジェスト版とは、 その冗長な部分を取り除き、1回の実験で得られた画像について、約5分程度 を目処として日常的に作成されたものを指す。すなわち、ビデオ撮影が行なわ れた場合には、必ずダイジェスト版の作成が行なわれるこ とを意味する。通常のデモでは、その研究のヒストリーをあらわすものとなり、 また、すばやく目的の画像を得るためにも有効であろう。
まず、ショット版と同様なタイトル画面を必ず作成し、その後に、本編の画 像を挿入する。時間は前出のように約5分を目処とする。これは、テープが物 理的に終端に達するか、その研究が大きく枝わかれするまでは、その研究グルー プが存続する限り、1本のテープにアペンドしてゆくので、大河ドラマ的様相 を呈してくるものと思われる。よって、そのテープのボリュームラベルは、 「磨きロボット(1)」のように、研究テーマと、順次つけられる番号によって 構成されることとなる。また、こちらに関しても、撮影時間と内容を記入した メモを作成し、つねにそのテープに同梱しておくものとする。
なお、メディアは主にVHSを使用する。
なお、メディアは発表会場の指定による。
V1.1 1998/02/17 目次の追加 by asa
V1.0 1998/01/26 by asa