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キャラクタラインの6軸制御加工

久木達也,竹内芳美

精密工学会誌,62巻2号(1996-2) 230-235

 金型製品において,キャラクタラインは,その品位を決定づける重要な要素である.このような部分をボールエンドミルのような回転工具で加工すると,工具半径による削り残しを生じるとこは明白であり,ピックフィードをいくら細かく設定してもシャープな線に仕上げることは困難である.このような処理には非回転工具を用いて6軸加工が効力を発揮する.6軸制御加工は回転工具を用いる従来の加工法にはない様々な特徴をもっている.本報では凹型のキャラクタライン形状を対象とした6軸制御加工について生成法と2つの加工法を提案した.同時6軸制御による加工実験を行い,複雑なキャラクタラインの変化に十分対応できることを確認した.

キャラクタライン加工の様子


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1996, by K.Morishige