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高速ミーリング用CAMソフトウェアの開発

坂本哲郎,竹内芳美,高橋一郎,加瀬 究,安斎正博

精密工学会誌,67巻2号 (2001.2) 284-288

筆者らは,先に12万min-1の高速エアスピンドルおよび100m/minの高速送り駆動系を有し,往復(Zigzag)パスを特徴とする超高速ミーリング機(HICART)を開発した.ここで往復パスを採用しているのは,従来の加工機で使うパスの不具合(微小分割データを用いることにより設定した送り速度からの大幅な減少)を改善するためで,これを考慮した高速ミーリング用CAD/CAMソフトウェアは少なく,高速ミーリング用の工具経路生成の研究報告もわずかである.また高能率加工を重視している加工法はあるが,HICARTのように1種類の小径ボールエンドミルを用い高速ミーリングで高能率な金型加工を行うことを前提にした場合のCAMは存在しない.本研究では,実験結果に基づいたCAMソフトウェアを開発し,その有用性を確認したので報告する.

市販のCAMにより生成したパス 開発したCAMにより生成したパス


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2001/4/20, by K.Morishige