回転する主軸の軸方向変位の非接触計測の試み
竹内 芳美,志村孔史,沢田潔,佐田登志夫
機械工学会誌 62-10(1996)1430-1433
加工物の加工精度の向上のためには,切削力変動による工具位置変化を検出し,
工具と加工物との相対位置関係を精密に制御する必要がある.特にフライス加工
のように工具が回転する場合に,工具切れ刃位置をインプロセスで検知すること
は誤差補正を考えるにあたって重要である.本報では,超精密フライス加工の加
工誤差計測を目的として,主軸貫通型レーザ測長システムを製作し高速回転にお
ける軸方向変位計測及び,移動する回 転主軸の軸方向変位計測の基礎実験を行
った.その結果,回転主軸変位の計測が,主軸の回転数の高低にかかわらず可能
であり,又,本計測法による回転主軸の軸方向変位計測の可能性が確認された.
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1996/11/11, by T.Hirabayashi